存亡の危機にさらされたこともあった。全面新築案が浮上したのだ。だが、総合的な判断から、この案を排して保存を図ることに収束、階上に増築することで決断した。
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| ●本店玄関前にある有形文化財登録指定のプレート |
もともとは三階建て。六七年に増築した際は地盤改良などを施し、その上に五フロアを建て増して現在に至っている。一階から三階までは、ルネサンス様式とゼツエツション様式との混合様式である。五世紀のギリシャ時代に完成した硬盤、柱身、柱頭を有する部分と、この柱を支える幹部分を含めたオーダーと呼ばれる列柱部分はコリンス式と呼ばれる。三階まで突き通った巨大なコリシャン・オーダー(列柱)は迫力がある。
鹿児島で現存する様式建築の中では最も初期のもので、いまでも当時の姿をよくとどめていることから、九八年十二月十一日付で国の登録文化財となった。これからも数々の歴史を刻んでいくことであろう。
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